喉頭筋について勉強中に起きた奇跡

レッスンに来てくださっているシンガーの皆様にはお伝えしておりますが、
最近、喉頭周囲の筋肉や甲状軟骨や声帯筋について勉強するべく、
とあるボイスサロンに通い出しました。
学びは幾つになっても止められません。

 

「声についてもっともっと学びたい」

 

という欲が去年から止まらぬ衝動として私を駆り立てていました。

しかし私は、一流の師匠に育ててもらった13年間があるので、
今から別のボイストレーナーに師事することは考えられませんでした。

その代わり、声を科学的に学びたくて、教えてくれる人を探していました。
そしてそのタイミングで出会ったのが、まさにAlbaメソッドをスタートするに至った耳鼻科の先生の本でした。
本のキャッチフレーズも、自分が数年言ってきたことだったのでタイトルを見た瞬間に即買いを決めました。
Albaメソッドが出来てからレッスンでの手応えも確実なものになりました。
毎回の生徒さんからの反応で自信にもなりました。

そして2019年秋、さらなる学びを、と、ずっと行ってみたかった先生(声の研究者というのが一番しっくりくる気がする)の元へ通い始めました。
まだ数回の治療になりますが、確実な変化を感じています。
声を学ぶこともそうですが、私自身、数年前から難聴を患っているため、もしかしたらなにか変化が起きるのではないかという願望もあり。
(直接耳の治療はしません)

しかし、先生から喉頭周辺の筋肉や軟骨について知識をいただき、
自分自身で立てた仮説では、耳にも影響するはず・・・。

(もし難聴や耳の不調に悩んでいる方がいらっしゃればご相談くださいね。私自身ありとあらゆる治療を試した経験があるのでアドバイスできると思います)

 

さて。
そんなわけで、喉頭筋周辺の筋肉と甲状軟骨、声帯筋について学びをスタートしたわけですが、
ある日、レッスン中に奇跡が起きました。

hi Dを出すのが安定しない女性シンガーに、先生から教えていただいた知識をもとに

『とあること』

をしたのです。

すると、驚くことに、するっとhiDが出ました。

 

「うわ、むっちゃかんたんに声出る!!」

 

声が出た直後、実際に彼女が言った言葉です(笑)

 

 

もちろん、この一瞬で100発100中hi Dが出るようになると言うことではありません。
あとは、自分自身の喉にインプットしていく必要があります。
インプットを繰り返していくことで、筋肉に記憶させる。
そして自然に出るようになるというわけです。
それにしても、あの時の彼女の顔が忘れられません(笑)

 

そして別のある日、今度は男性シンガーです。
彼の課題としていた曲は、R&Bの難しい16分音符フェイク。
「挑戦したいけれど、どうしても喚声点のポイントで地声から急にファルセットに切り替わってしまう。
ミックスで上手く繋げたい。」
という悩みを抱えていました。

 

一度歌ってもらいましたが、ご申告通り、途中ではっきりと地声から弱々しいファルセットに変わってしまいました。
しかも切り替わりのタイミングで、ぐっとん喉が力んでしまうので、
奥まったポジションでうっすらファルセットを作っておりました。

 

そしてこの彼にも、先日試した

『とあること』

をしました。

 

すると驚くことに、きれいに地声からミックスにつながったのです。

この時のレッスンはグループレッスンだったので、
10数人が見ていました。
そして彼がフレーズを歌い終えた時、歓声が上がりました(笑)

 

「え、うわ、なに、今ぜんぜんわかんなかった」

 

 

こちらも実際に彼からいただいた言葉です(笑)

 

 

なにをどうやったのか・・・
それはこのコラムでは書けませんが、兎にも角にも2人のボーカリストに奇跡が起こりました。
ご自身の声の可能性を感じられたからこそのとっさの言葉、
そして喜ぶ顔を見ることができて、私自身もとても幸せな気持ちになりました。

 

だからこのお仕事が好きです。

 

 

声の可能性は伸びます。

 

喉頭周囲はまだまだ未開な部分。
そしてきっとこのコラムを見てくださる皆様の声も、まだまだ未開な部分はあるはず。
なりたい自分、なりたい声に近づくのは、あきらめないこと。

私はいくつになってもあきらめません。
経験にあぐらをかかず、日々、学びを更新していきますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします!

  

 

ボーカルトレーナー 未歩

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